アルトサックス運指表|ドレミを初心者向けにわかりやすく一覧で解説

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アルトサックスのドレミと高いミ・ミ♭の押さえ方を示す、初心者向けアルトサックス運指表の解説画像

こんにちは、サックスガイドのケンです。

アルトサックスを始めたばかりだと、楽譜を見ながら「このミはどこを押さえるんだっけ」「高い音になるとオクターブキーはいつ使うの?」と、指が止まることがあります。特に吹奏楽部へ入ったばかりの中学生なら、音符を読むだけでも大変なのに、左右の指まで同時に考えるのはなかなか忙しいですよね。

私がアルトサックスの運指を覚えるときに大切だと思っているのは、最初から全部の音を暗記しようとしないことです。まず基本のドレミをひとまとまりで覚え、次に高いレ・ミ♭・ミのような迷いやすい音を足していくほうが、指の動きが自然につながります。

この記事では、低いドから高いミまでを初心者向けの運指表にまとめました。ミのフラットの押さえ方や、PDFなどの運指表を練習にどう使えばいいかも紹介します。表を見れば押さえられる状態から、楽器を見なくても指が動く状態へ進むことを目標にしていきましょう。

  • 低いドから高いミまでの基本運指
  • 高い音でオクターブキーを使う位置
  • ミ♭の押さえ方と間違いやすいポイント
  • 中学生や初心者が運指を覚える練習方法
目次

アルトサックス運指表の見方

まずは、このページで使う指の呼び方を確認しておきます。サックスにはたくさんのキーがありますが、ドレミを覚える段階では、左右それぞれ3本の指を中心に考えると分かりやすいですよ。

左右6本の指を基準にする

左手は人差し指を「左1」、中指を「左2」、薬指を「左3」と呼びます。右手も同じように、人差し指が「右1」、中指が「右2」、薬指が「右3」です。

左手の親指は、本体裏側のサムレスト付近にあるオクターブキーを担当します。高いレや高いミなどを吹くときに使う重要なキーですが、いつでも押しているわけではありません。

基本の考え方はかなりシンプルです。低いドから順番に音を上げていくと、下側の指から少しずつ離していきます。ソまで来たら右手が全部離れ、ラ、シでは左手の指も順番に減っていくイメージです。

なお、サックスはメーカーやモデルによって小指周辺のキーの形や位置が少し違います。この記事では一般的なアルトサックスのキー配置を基準にしています。

ヤマハ公式のサクソフォン運指ページでも、基本の音から替え指まで確認できます。実際のキー図で確認したい場合は、ヤマハ「サクソフォンの運指」も参考になります。

ドレミの運指を一覧で確認

ここでは、初心者が最初によく使う低いドから高いミまでを並べます。「左123」は左手の人差し指・中指・薬指をすべて押さえるという意味です。「右123」も同じ考え方になります。

左手 右手 追加するキー 覚え方
低いド 左123 右123 右小指Cキー 6本+小指
左123 右123 なし 6本すべて
左123 右12 なし 右薬指を離す
ファ 左123 右1 なし 右人差し指だけ残す
左123 なし なし 左手3本だけ
左12 なし なし 左薬指を離す
左1 なし なし 左人差し指だけ
高いド 左2 なし なし 左中指だけ
高いレ 左123 右123 オクターブキー レ+オクターブ
高いミ♭ 左123 右123 オクターブ+E♭キー 高いレ+右小指
高いミ 左123 右12 オクターブキー ミ+オクターブ

この表で最初に見てほしいのは、音ごとの細かな形よりもドからシへ向かって指が少しずつ離れていく流れです。一本ずつ形を暗記するより、「レから右薬指を離せばミ」「さらに右中指を離せばファ」と変化で覚えたほうが、演奏中に迷いにくくなります。

ケンのワンポイントアドバイス

運指表を見ながら練習するときは、キーそのものを毎回のぞき込まないようにしてみてください。最初は表を見る、次に指を置く、最後に音を出す。この順番にすると、視線を楽譜へ戻しやすくなりますよ。

基本のドレミを順番に覚える

運指表を一枚見ただけで全部覚えられなくても問題ありません。むしろ、ドレミを順番に動かしながら、前の音との違いを体で覚えるほうが実際の曲で使える運指になります。

低いドからファまでの運指

低いドは、左右6本の指に加えて右手小指のCキーを使います。低音側なので押さえるキーが多く、初心者には少し窮屈に感じるかもしれません。まずは指先ではなく、指の腹に近い部分で自然にキーへ触れてください。

低いドからレへ上がるときは、右手小指のCキーだけを離します。左右3本ずつ、合計6本の指はそのままです。この「全部押さえた形」がレの基準になります。

次のミでは、レの形から右手薬指だけを離します。さらにファになると右手中指も離し、右手は人差し指だけが残ります。

つまり、レ・ミ・ファは「6本、5本、4本」と順番に押さえる指が減っていく形です。ここはかなり覚えやすいので、まずレミファだけをゆっくり往復する練習をしてみましょう。

低いドについてさらに詳しく押さえ方や音程を確認したい場合は、サイト内のアルトサックスの「ド」の運指と音程も合わせて確認してください。

ソから高いドまでの運指

ファからソへ上がると、右手人差し指も離れます。これで右手3本はすべてキーから離れ、左手の人差し指・中指・薬指だけを押さえた形になります。

ソからラへ進むと左手薬指を離し、左手の人差し指と中指だけ。ラからシでは中指を離し、人差し指だけです。

ここまでは、「下から順番に指を離す」という流れがきれいにつながっています。そのため、ソ・ラ・シは初心者でも比較的覚えやすい音です。

ただし、高いドでは少し様子が変わります。シからそのまま全部離すのではなく、一般的な基本運指では左手中指だけを押さえます。シが左手人差し指だけ、高いドが左手中指だけなので、この2音を往復すると最初は指がもつれやすいところです。

シから高いドへ動くときは「人差し指を離してから中指を押す」と二段階で考えないのがコツです。2本の指を同時に入れ替えるつもりで動かすと、音と音の間に余計な雑音が入りにくくなります。

ドレミの名前だけでなく、吹奏楽で使われるドイツ音名まで一緒に覚えたい場合は、アルトサックスのドイツ音名一覧も役立ちます。

高いミまでの運指を覚える

高いドまで吹けるようになったら、次は高いレ・ミ♭・ミです。ここからオクターブキーが登場するため、初心者にとって一度考え直したくなる場所ですが、基本運指そのものは難しくありません。

高いレはオクターブキーを使う

高いドの次に出てくる高いレは、左右3本ずつの指をすべて押さえ、さらに左親指でオクターブキーを押します。

つまり、低いほうのレと指の形はほぼ同じです。違いはオクターブキーを加えること。この考え方を覚えておくと、高いミやファもぐっと分かりやすくなります。

高いレでは一度離れていた右手3本をすべて戻すため、高いドからレへの移動が難しく感じるかもしれません。「ドからレで急にたくさん押さえるので遅れる」というのは、始めたばかりなら自然なことです。

そこで、高いドとレだけを「ドーレードーレー」とゆっくり繰り返してください。速さより、左右6本と左親指がほぼ同時に動くことを優先します。10回程度きれいにつながったら、シ・ド・レまで広げてみましょう。

オクターブキーは強く押し込む必要はありません。親指に力を入れすぎると左手全体まで固まり、ラ・シ・ドへの動きが鈍くなります。キーが閉じるだけの軽い力で十分です。

高いミは基本のミに親指を足す

高いミの運指は、とても覚えやすい形です。基本のミは「左123+右12」でしたね。高いミは、この形に左親指のオクターブキーを追加します。

言い換えると、「高いレから右手薬指を離せば高いミ」です。低い音域でレからミへ動いたときと同じ変化なので、一度この規則に気づくと迷いにくくなります。

低いレ→ミと、高いレ→ミは、右手の動きが同じ。違うのは高い音域ではオクターブキーが加わっている点です。

高いミが鳴らないとき、運指表を疑う前に確認してほしいのは、指がキーを完全に閉じているかどうかです。特に右手中指や左手薬指が少し浮いていると、息が漏れたような音になったり、狙っていない音へ裏返ったりすることがあります。

また、高い音だからといって口を強く締めすぎる必要はありません。オクターブキーが音域を切り替える働きをしてくれるので、基本のミから高いミへ移るときも、口の形を大きく変えずに息を安定させる意識を持ちましょう。

ケンのワンポイントアドバイス

高いミだけを何度も吹くより、「レ・ミ・ファ」「高いレ・高いミ・高いファ」と同じ指の変化を比べる練習がおすすめです。オクターブが変わっても指の規則が共通していることが分かると、暗記する量が一気に減りますよ。

ミのフラットの運指

アルトサックスの運指で検索している方が特に迷いやすいのが「ミのフラット」、つまりミ♭です。学校の楽譜ではE♭と書かれる場合もあれば、吹奏楽で「エス」と呼ばれることもあります。

ミ♭はレに小指を追加する

ミ♭は、音の高さとしてはミより半音低く、レより半音高い音です。レ♯と同じ高さになるため、運指表ではE♭またはD♯として書かれていることがあります。

基本的なミ♭の覚え方は、レの運指に右手小指のE♭キーを追加することです。

低い音域のレが「左123+右123」なら、ミ♭では左右6本を押さえたまま右手小指でE♭キーを押します。そして高いミ♭では、さらに左親指のオクターブキーを追加します。

低いレ:左123+右123

ミ♭:左123+右123+右小指E♭キー

高いレ:左123+右123+オクターブキー

高いミ♭:左123+右123+右小指E♭キー+オクターブキー

こうして並べてみると、ミ♭は特別な形を一から覚える必要がないと分かります。レを基準にして、小指を一つ足すだけです。

吹奏楽ではフラットの付く調が多く登場するので、ミ♭のような半音の運指は早めに慣れておくと楽になります。まず「レ・ミ♭・ミ」と半音ずつ上がり、そのあと「ミ・ミ♭・レ」と戻る練習をしてみてください。

ミ♭で押し間違えやすい部分

右手小指の周りには複数のキーがあるため、初心者のころは「どれがE♭キーなのか分からない」ということがあります。キーの刻印が見えにくい楽器もあるので、最初の一度だけは先生や経験者、楽器店のスタッフに実物を見てもらうと確実です。

場所が分かったら、演奏中に目で確認する習慣は早めに卒業しましょう。右手薬指を通常の位置に置いたまま、小指を自然に伸ばして触れられるキーの感覚を覚えていきます。

また、ミ♭を吹いた直後にミへ移るときは、右小指のE♭キーを離すのと同時に右薬指も離れます。指を一つずつ順番に動かすと、音の途中にレなど別の音が一瞬混ざることがあります。

ゆっくりしたテンポで「レ・ミ♭・ミ」を繰り返し、音が階段のようになめらかにつながっているか耳でも確認してください。運指は「正しいキーを押す」だけでなく、次の音へ同時に動けることまで含めて身につけるのが大事です。

中学生にもわかりやすい覚え方

吹奏楽部へ入ったばかりの中学生なら、運指表のほかにも楽譜、音名、リズム、姿勢、息など覚えることがたくさんあります。だからこそ、運指だけを長時間暗記するより、毎日の短い練習に組み込むほうが続きやすいですよ。

指だけでドレミを練習する

最初におすすめしたいのが、音を出さずに指だけ動かす練習です。サックスを正しく構え、運指表を横に置いたら、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」と声に出しながら指を動かします。

この練習なら、音が鳴らせない自宅でもできます。しかも息や音色へ意識を取られないので、純粋に指の形だけ確認できるのがメリットです。

ただし、速く動かす必要はありません。最初は一音につき2秒ほど使っても大丈夫です。「ド」と言う、指を作る、形が合っているか確認する。それから次の音へ進みます。

慣れてきたら、運指表を伏せて同じことをやってみましょう。分からなくなった音だけ表を見る形に変えれば、自分が本当に覚えていない運指が見えてきます。

そのあと楽器を吹ける場所で同じドレミを音にします。頭の中の音名、指の動き、実際に鳴る音。この3つがつながると、楽譜を読んだ瞬間に指が反応しやすくなります。

一日5分で区切って覚える

運指は、一日に何十個も覚えるものではありません。初心者なら5分程度の短い確認を毎日の基礎練習へ入れるだけでも十分役立ちます。

例えば最初の日はレ・ミ・ファ・ソだけ。次はソ・ラ・シ・ド。その次に高いレ・ミ♭・ミを追加します。覚えた音が増えたら、最後に全部をつなげて上下する流れです。

間違えたときも、最初から全部やり直す必要はありません。ミ♭だけ忘れたなら、レ・ミ♭・ミの3音に絞ります。高いドからレが遅れるなら、シ・ド・レだけ繰り返せばいいわけです。

このやり方なら、自分の苦手な部分へ練習時間を使えます。何となくドレミを10回吹くより、引っかかる2音を丁寧に往復したほうが、曲の中で指が止まりにくくなります。

メトロノームを使うなら、最初は速さを競わないこと。すべての指が同じタイミングで動き、音と音の間に余計な音が入らないテンポから始めてください。

PDF運指表の上手な使い方

アルトサックスの運指表をPDFで探す方も多いと思います。PDFはスマートフォンへ保存したり印刷したりできるので、練習中の確認用として便利です。ただ、運指表そのものを眺め続けるだけでは、演奏中に指が自動で動くようにはなりません。

PDFは確認用として使う

PDFの運指表を使うなら、譜面台の横や楽器ケースの近くなど、すぐ確認できる場所へ置くのがおすすめです。分からない音が出たときだけ見て、押さえ方を確認したらもう一度楽譜へ視線を戻します。

ここで大切なのは、演奏するたびに運指表を見る状態を長く続けないことです。曲のテンポは待ってくれないので、本番では「ミはどこだろう」と探している時間がありません。

最初は表を見ていい。でも、同じ音を3回、5回と吹いたら一度表を見ずに押さえてみる。思い出せなければまた確認する。この繰り返しで、少しずつ見る回数を減らします。

メーカー公式の運指表を確認したい場合は、ヤマハの楽器別フィンガリング案内からサクソフォンの運指を確認できます。運指には替え指が存在する音もあるため、まずは基本運指を覚えてから必要に応じて追加していくと迷いにくいでしょう。

最終目標は表を見ないこと

運指表の役目は「覚えるまで助けてもらうこと」です。ずっと見続けるためのものではありません。

自転車に乗るとき、右足を何度動かすか考えながらペダルをこぐ人はいませんよね。サックスも同じで、慣れてくると「ミだから右薬指を離す」と頭の中で言葉にしなくても指が動くようになります。

その状態へ近づけるには、音名を見た瞬間に運指を作る練習が有効です。楽譜の適当な音を一つ指し、その音を吹く。次は別の音を選ぶ。ドレミ順ではなくバラバラに出題すると、本当に覚えているか確認できます。

友達と練習しているなら、お互いに「高いミ」「ミ♭」「ラ」と音名を言い合って指を作るゲームにしてもいいでしょう。中学生の部活動なら、短い時間でも楽しみながら繰り返せます。

ケンのワンポイントアドバイス

運指表を暗記できたか確認するなら、ドレミ順よりランダム問題がおすすめです。「ソからミ」「シからレ」のように離れた音へ一発で動けるようになると、実際の曲でもかなり楽になります。

運指が合っても音が出ない原因

運指表どおりに押さえているのに音が出ないと、「自分の指が間違っている」と考えがちです。しかし、サックスは運指以外の条件でも音が変わります。何度確認しても運指が正しい場合は、別の原因も見てみましょう。

指がキーから浮いている

初心者に多いのが、押さえているつもりでも指が少し浮いている状態です。サックスは指で直接穴を塞ぐのではなく、キーを操作してタンポでトーンホールを閉じています。

そのため、指がキーから外れていたり、隣のキーを押していたりすると正しい音になりません。特に薬指と小指は普段の生活で単独に動かすことが少ないので、思った場所からずれやすい部分です。

まず楽器を吹かずに自然に構え、左右3本の指がそれぞれのキー中央付近へ乗っているか確認してください。指を高く持ち上げる癖がある場合は、キーから数センチ離す必要はありません。軽く触れる程度の位置で待機すると、次の音へ速く動けます。

一方で、強く握り込むのもおすすめしません。必要なのは「しっかり閉じること」であって、「力いっぱい押すこと」ではないからです。

低音だけ出ないなら別原因もある

レやミ、ソは鳴るのに、低いド・シ・シ♭になると急に音が裏返る場合は、指だけが原因とは限りません。低い音は使用する管の長さが増えるため、どこかのタンポが完全に閉じていないと影響を受けやすくなります。

口を締めすぎている、息の流れが合っていない、リードの状態が良くない、楽器に息漏れがあるなど、いくつかの可能性があります。

低音について詳しく確認したい場合は、アルトサックスの最低音が出ないときの原因とコツで詳しく解説しています。

同じ音だけ何度吹いても出ない、特定のキーを押したときだけ極端に音が変わる、タンポが閉じていないように見える場合は、無理にキーを曲げたりネジを回したりしないでください。楽器店や修理技術者に状態を確認してもらうほうが安全です。

記譜音と実際の音の違い

運指を覚え始めると、「アルトサックスでドを吹いたのに、ピアノのドと音が違う」と気づくことがあります。これは間違いではありません。アルトサックスはE♭管の移調楽器だからです。

運指表は楽譜の音で覚える

初心者が運指表を見るときは、基本的にアルトサックスの楽譜に書かれている音としてドレミを覚えて大丈夫です。

アルトサックスで記譜上のドを吹くと、ピアノなど実音で見るとE♭に当たる音が鳴ります。つまり、サックス奏者が「ド」と考えて押さえる運指と、ピアノ奏者が「ド」と考える鍵盤では、実際に鳴る高さが一致しません。

ヤマハも、アルトサックスはE♭管であり、記譜されたCを吹いた場合の実音はE♭になることを解説しています。(出典:Yamaha Corporation「The saxophone is a transposing instrument」

ただし、運指を覚えている最中から毎回実音へ変換する必要はありません。まずは自分のアルトサックス譜に書かれた「ド=この指」「ミ=この指」と結びつけましょう。

合奏や移調について勉強するときになったら、記譜音と実音の違いを別に理解すれば十分です。運指と移調を最初から同時に覚えようとすると、かえって混乱しやすくなります。

アルトサックス運指の疑問

最後に、アルトサックスの運指表を使い始めた方から出やすい疑問をまとめます。基本運指が分からなくなったときは、難しく考えず、前後の音との違いを確認してみてください。

アルトサックス運指のよくある質問(FAQ)

Q1. アルトサックスのドレミはどこを押さえますか?

A. 基本のレは左右3本ずつの6本、ミは右薬指を離し、ファはさらに右中指を離します。ソは左手3本、ラは左手2本、シは左人差し指、高いドは左中指が基本です。低いドでは左右6本に右小指のCキーを追加します。まずレからシまで「下側の指を順番に離す」と考えると覚えやすいですよ。

Q2. アルトサックスの高いミはどう押さえますか?

A. 高いミは、左手の人差し指・中指・薬指と、右手の人差し指・中指を押さえ、左親指でオクターブキーを押すのが基本です。普通のミの運指にオクターブキーを足す、と覚えると分かりやすいでしょう。

Q3. アルトサックスのミ♭はどう押さえますか?

A. ミ♭は基本的にレの運指へ右手小指のE♭キーを追加します。高いミ♭なら、さらに左親指のオクターブキーを押します。ミ♭とレ♯は同じ高さなので、運指表でD♯と書かれている場合も基本的には同じ音として確認できます。

Q4. 高いドではオクターブキーを押しますか?

A. この記事で扱っている基本の高いドでは、一般的な運指は左手中指だけで、オクターブキーは使いません。その次の高いレからオクターブキーを使います。高いドからレへ移る瞬間に左右6本の指と左親指を動かすため、初心者がつまずきやすいところです。

Q5. PDFの運指表は印刷して使ったほうがいいですか?

A. 初心者の確認用として、PDFを印刷したりスマートフォンへ保存したりするのは便利です。ただし、最終目標は表を見なくても指が動く状態です。分からない音だけ確認し、覚えた音は少しずつ表を見ずに吹くようにすると実際の曲へつながります。

アルトサックス運指表のまとめ

アルトサックスの運指は、最初に一覧表を見るとキーが多くて複雑に感じます。しかし、基本のドレミだけを取り出すと、指の動きにはかなり分かりやすい規則があります。

  • 低いレは左右6本の指を押さえる
  • レからミ、ファ、ソへ進むほど右手の指を順番に離す
  • ソからラ、シへ進むと左手の指も順番に減る
  • 高いドは基本的に左手中指だけを使う
  • 高いレからオクターブキーを使う
  • 高いミは普通のミにオクターブキーを加える
  • ミ♭はレの形に右小指のE♭キーを加える
  • PDFや運指表は確認用として使い、見る回数を少しずつ減らす

最初に基本のドレミを一枚の運指表で覚え、ミ♭や高いミなど迷いやすい音をあとから追加する。この順番なら、一度に覚える量を増やしすぎずに済みます。

そして、運指表を覚える本当のゴールは、表そのものを暗記したと言えることではありません。楽譜にミが出てきた瞬間に、考えなくてもミの指になること。高いミを見たら、自然に左親指がオクターブキーへ動くことです。

最初は一音ずつ確認しながらで大丈夫。今日覚えた3音を明日は見ずに押さえる、その次の日には別の3音を加える。そうやって少しずつ指と音を結びつけていけば、ドレミの運指はちゃんと自分のものになっていきますよ。

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