こんにちは!サックスの練習、楽しんでいますか?アルトサックスを始めたばかりのころ、吹奏楽部の先輩や先生から「そこは『ツェー』ね!」「『ベー』の音を出して」と言われて、「えっ、ドレミじゃないの!?」と戸惑った経験はありませんか?
実は、日本の吹奏楽やクラシック音楽の現場では、ドレミファソラシドではなく「ドイツ音名」を使うのが一般的です。最初は難しく感じるかもしれませんが、一覧表を見て少しずつ慣れていけば、誰でも必ずスラスラと読めるようになりますよ。
この記事では、初心者の方に向けてアルトサックスのドイツ音名一覧と、実音との関係、そして効率的な覚え方を優しく解説します。一緒にドイツ音名をマスターして、もっと楽しく演奏しましょう!
- 吹奏楽でよく使う基本のドイツ音名の読み方がわかる
- アルトサックスの運指と連動した覚え方のコツがつかめる
- 移調楽器ならではの実音とのズレの仕組みが理解できる
- 毎日の練習ですぐに使える具体的なアクションプランがわかる
アルトサックスのドイツ音名一覧と基本の読み方
- なぜ吹奏楽ではドイツ音名を使うの?
- 初心者必見!アルトサックスの基本のドイツ音名一覧表
- シャープやフラットが付いた時の読み方
- 運指表と合わせて覚える効率的な練習法
なぜ吹奏楽ではドイツ音名を使うの?
「どうして普通のドレミじゃダメなの?」と疑問に思うかもしれませんね。実は「ドレミファソラシド」はイタリア語なんです。日本のクラシック音楽や吹奏楽は、歴史的にドイツの音楽教育から大きな影響を受けて発展してきました。そのため、現在でも楽譜の読み方や合奏の指示にはドイツ語である「ドイツ音名」を使う習慣が根付いています。
例えば、吹奏楽部の合奏で指揮者の先生が「シのフラットから吹いて」と言うよりも、「『ベー』から吹いて」と言った方が、短くて聞き取りやすいですよね。専門用語として全員が共通の言葉を使うことで、スムーズに練習を進めることができるのです。
初心者必見!アルトサックスの基本のドイツ音名一覧表
それでは、さっそく基本となるドイツ音名の一覧を見てみましょう。アルトサックスの楽譜に書かれている「ドレミファソラシ」をドイツ音名に変換すると、次のようになります。
・ド(C)= ツェー (C)
・レ(D)= デー (D)
・ミ(E)= エー (E)
・ファ(F)= エフ (F)
・ソ(G)= ゲー (G)
・ラ(A)= アー (A)
・シ(B)= ハー (H)
最初は英語のアルファベットの読み方と似ているようで少し違うので、混乱するかもしれません。特に「ミ」が「エー」、「シ」が「ハー」になる点は間違いやすいので、まずはこの2つを重点的に意識して覚えるのがおすすめです。
シャープやフラットが付いた時の読み方
曲を演奏していると、必ずシャープ(♯)やフラット(♭)が出てきますよね。ドイツ音名では、これらも特別な呼び方をします。
シャープ(半音上がる)が付いた場合は、基本の音名に「is(イス)」を付けます。
・ド♯ = Cis(ツィス)
・ファ♯ = Fis(フィス)
フラット(半音下がる)が付いた場合は、基本の音名に「es(エス)」を付けます。
・ミ♭ = Es(エス)
・ラ♭ = As(アス)
ただし、一番よく使う「シ♭」だけは特別で、「B(ベー)」と呼びます。吹奏楽で最も大切な音の一つなので、「シのフラット=ベー」は今日必ず覚えてしまいましょう!
運指表と合わせて覚える効率的な練習法
ドイツ音名をただ紙の上の文字として暗記するだけでは、実際の演奏ではなかなかパッと出てきません。そこでおすすめなのが、「運指(うんし:指使い)」と一緒に体で覚える方法です。
まずはアルトサックスを持ち、運指表を見ながら「ツェー」と声に出して、ドの指を押さえてみてください。次に「デー」と言いながらレの指を押さえます。このように、声に出す音名と指の動きをリンクさせることで、脳と体が同時に覚えてくれます。
1日5分、音階練習の前にこの「声出し運指確認」を取り入れるだけで、1週間もすれば自然とドイツ音名が口から出てくるようになりますよ。
アルトサックスのドイツ音名一覧から実音を理解しよう
- 移調楽器って何?アルトサックスの特徴
- ドイツ音名と実音(ピアノの音)のズレを解消!
- チューニングで迷わないためのポイント
- 毎日の基礎練でドイツ音名を体に染み込ませる覚え方
- まとめ:アルトサックスのドイツ音名一覧を活用して上達しよう!
移調楽器って何?アルトサックスの特徴
アルトサックスを吹く上で、もう一つ知っておきたい大切な言葉が「移調楽器(いちょうがっき)」です。アルトサックスは「E♭(エス)管」と呼ばれる移調楽器の仲間です。
これはどういうことかと言うと、あなたがアルトサックスの楽譜通りに「ド(ツェー)」の音を吹いたとき、実際に出ている音はピアノの「ミ♭(エス)」の音になっている、という仕組みです。
つまり、自分の楽譜に書かれている音(記譜音)と、実際に空間に鳴っている音(実音)が違う楽器なのです。
ドイツ音名と実音(ピアノの音)のズレを解消!
合奏のとき、この「実音」の理解が必要になってきます。指揮者の先生が「全員、実音のベー(ピアノのシ♭)を鳴らして」と言ったとしましょう。
もしあなたがアルトサックスでそのまま楽譜の「シ♭」の指で吹いてしまうと、周りとは違う音が鳴ってしまい不協和音になってしまいます。アルトサックスにとっての「実音ベー(B)」は、あなたの楽譜でいうところの「ソ(ゲー・G)」の音になります。
少し頭の体操のようですが、「実音(みんなの共通の音)=自分の楽譜のソの音」という変換リストを頭の片隅に置いておくことが、合奏をスムーズに楽しむための大きなステップになります。
チューニングで迷わないためのポイント
実音の知識が一番必要になるのが、毎日の「チューニング(音合わせ)」の場面です。吹奏楽のチューニングでは、ほとんどのバンドが「実音のベー(B)」の音で基準を合わせます。
先ほどもお伝えした通り、アルトサックスにとっての実音ベーは「ソ(ゲー)」の音です。ですから、チューニングの合図があったら、迷わず左手の薬指までを押さえた「ソ」の音を鳴らしましょう。
この「チューニングはソの音(ゲー)」というルールさえ覚えておけば、もう合奏の始まりで焦ることはありません。
毎日の基礎練でドイツ音名を体に染み込ませる覚え方
最後に、実践的なアクションプランを提案します。毎日のロングトーンや音階練習(スケール)をするときに、頭の中で「ドレミ…」と歌うのではなく、「ツェー、デー、エー、エフ…」とドイツ音名で歌いながら吹くようにしてみましょう。
最初はゆっくりで構いません。特に、自分が苦手な調(シャープやフラットが多い調)を練習するときほど、しっかりドイツ音名で意識することが大切です。これを1ヶ月続けるだけで、楽譜を見た瞬間にドイツ音名と運指、そしてどんな実音が鳴るのかがセットで思い浮かぶようになり、初見での演奏力がグッとアップしますよ。
まとめ:アルトサックスのドイツ音名一覧を活用して上達しよう!
いかがでしたか?アルトサックスのドイツ音名一覧から始まり、少し難しい「実音」や「移調楽器」の仕組みまでを解説しました。
最初は新しい言葉の連続で戸惑うかもしれませんが、誰もが通る道です。焦らずに、まずは「シ♭=ベー」「チューニングはソ(ゲー)」といった、よく使うポイントから確実に覚えていきましょう。ドイツ音名を理解することは、他の楽器のメンバーと音楽の会話を楽しむための大切なツールになります。
ぜひ毎日の練習に取り入れて、アルトサックスをもっともっと楽しんでくださいね!あなたの演奏を心から応援しています。




